近年、待機児童問題を解消するために、幼保一体型の施設「認定こども園」が増加しています。
「認定こども園」に転職したい方はどんな転職サイトを使えば良いでしょうか?
保育所と幼稚園の2つの機能を兼ね備えた施設は仕事内容も変わるので事前に確認することが大切です。
そこで今回は、認定こども園の転職におすすめの転職サイト5選をご紹介しましょう。
目次
認定こども園に転職したい方におすすめの転職サイト比較5選

早速、「認定こども園」の求人が閲覧できる転職サイトを要チェック!
ジョブメドレー保育士

株式会社ジョブメドレーが運営する「ジョブメドレー保育士」は保育士の求人サイトです。
医療・介護福祉・歯科など幅広い求人を取り扱っており、保育士の求人は14,000件以上保有しています。
保育士の他にも、幼稚園経論、保育補助、児童指導員、児童発達支援管理責任者などから選択可能です。
全国にある認定こども園の求人も地域別、条件別、特徴別に探せるので要チェック。
マイナビ保育士

株式会社マイナビが運営する「マイナビ保育士」は保育士に特化した日本最大級の転職サービスです。
きめ細かいカウンセリングに定評があり、登録後は希望の条件に合った求人を紹介してもらえます。
履歴書・職務経歴書の添削、面接対策、面接日程の調整、入職後のアフターフォローまでのフルサポート。
個人情報の取扱いは、厳密な管理基準を満たしたプライバシーマークを取得しているので安心ですね。
ほいく畑

株式会社ニッソーネットが運営する「ほいく畑」は公開求人と非公開求人を約約5,000件保有する転職エージェントです。
働き方は、正社員・契約社員・派遣・パート・紹介予定派遣など様々な雇用形態から選ぶことができます。
専任のコーディネーターが希望条件に合った優良な求人を多数紹介してくれます。
未経験者やブランクがある方も転職成功へ導いてくれると評判です。
保育ひろば

人材派遣会社のネオキャリアが運営する「保育ひろば」は保育士専門の求人サイトです。
全国にある保育士求人を常時8000件以上保有しており、優良な非公開求人も数多く紹介してもらえます。
地域密着型のキャリアコンサルタントから、始めて認定こども園に転職成功するアドバイスももらえます。
対応エリアは全国、最大で2万円のお祝い金がもらえるのも嬉しいポイント。
保育士コンシェル

株式会社プログレートが運営する「保育士コンシェル」は保育士専門の転職支援サービスです。
運営元は幼稚園・保育園の連絡システムの販売・運営を行っているため、求人の質の高さには定評あり。
対応地域は首都圏(東京、神奈川、千葉、埼玉)と限られていますが、利用者満足度97%以上と人気です。
取り扱い職種が幅広く、保育士、主任保育士、幼稚園教諭、保育園園長、保育補助、学童指導員などが揃います。
認定こども園とは?

認定こども園とは、幼児教育と保育を一体的に行う施設です。
保育所は厚生労働省の管轄、幼稚園は文部科学省の管轄となっていますが、認定こども園は内閣府が管轄です。
認定こども園は厚生労働省も文部科学省も関わっていますので、幼稚園と保育所の両方のメリットを活かした施設だと言えるでしょう。
認定こども園の認定は都道府県で行われ、条例によって認定内容が規定されています。
保育園と幼稚園の両方の機能を持つ認定こども園
2006年10月、「認定こども園法」によって認定こども園が誕生しました。
認定こども園は、幼児の学校教育と保育を一体的に実施しているのが特徴です。
認定こども園は、保育所とは違い、保護者が働いていなくても子どもを受け入れています。
認定こども園は今後増えていく
認定こども園は、待機児童問題を解消策となると期待されています。
認定こども園の施設数は全国的に増えており、保育園・幼稚園から認定こども園へ移行するケースも多いです。
今後は、さらに認定こども園の施設数が増加すると見込まれています。
お給料や待遇は?
認定こども園の平均給与は市区町村によって変わりますが、約21万円、平均年収は約310万円です。
特別な手当はなく、保育園や幼稚園と大きく変わりませんが、年齢とともに昇給していく特徴があります。
私立よりも公立の認定こども園の方が給与が高い傾向にあります。
自治体によっては、私立の認定こども園へ勤めている保育士向けに助成金を出している場合もあるので問い合わせてみましょう。
認定こども園で働くために必要な資格は?

認定こども園で働くために必要な資格は、基本的には「保育士資格」または「幼稚園教諭資格」どちらかの資格があれば問題ありません。
しかし、施設によっては条件が異なり、両方保持する必要があり、持ってない場合には特別な制度が設けられています。
基本的には保育士・幼稚園どちらかの資格で良い
認定こども園で働く場合は、施設のタイプによって条件が異なりますが、基本的には幼稚園教諭と保育士のどちらかの資格が必要です。
原則としては、0~2歳には保育士資格が必須、満3歳以上は幼稚園教諭免許と保育士資格の両方を持つ必要です。
幼稚園教諭または保育士のどちらかの資格しかない場合は特例制度があります。
通常よりも簡単に資格所得ができるように経過措置期間が設けられています。
幼保連携型の施設では両方の資格が必要
幼保連携型の認定こども園では、保育士資格と幼稚園教諭資格の両方が必要です。
保育園と幼稚園の役割を合わせ持つ施設のため両方の資格が必須となり、特例制度・経過措置が設けられています。
特例を使って資格を取ろう
幼保連携型の認定こども園に転職したいけど、保育士の資格しかない場合は、特例を使って資格を取ることができます。
保育士が特例制度を受けられる対象は、以下2つのどちらの条件も満たした人です。
①保育士資格+3年かつ4320時間以上の実務経験
勤務年数3年と勤務時間4,320時間以上の実務経験(複数の保育園や施設で働いていた場合は合算可能)
②大学で指定の8単位を修得する
大学で指定の8単位を修得する、または通信制大学で単位の修得をすること。
単位の修得後は、各都道府県の教育職員検定を受けて合格後に幼稚園教諭免許状が授与されます。
認定こども園への転職を成功させるには?失敗しないための方法3選

認定こども園への転職成功のポイントは以下の3つの点を意識しましょう。
①転職サイト・エージェントを活用する
まだ歴史的に浅い認定こども園への転職は、情報が少なく転職ノウハウも知られていません。
保育士の求人に強みのある転職サイトや転職エージェントを活用すれば、仕事探しの手間を省けるだけでなく面接対策などのアドバイスも受けられます。
認定こども園の仕事内容や資格について相談したい方は、地元に強い転職エージェントに登録すると良いでしょう。
②職場見学をする
応募したい認定こども園が見つかったら、実際に園まで足を運んで職場見学をしましょう。
園の雰囲気や子供たちの様子、先生達のコミニュケーションなど明るく楽しく働いているかどうか確認しましょう。
募集要項だけでは分からない実際の雰囲気は自分の目で確かめることが大切です。
③自治体の求人サービスも活用する
多くの自治体は保育士の人手不足が深刻化しており、ハローワークの職業紹介コーナーでも積極的に募集しています。
認定こども園に転職したい方は失業給付申請すると同時に自治体の求人サービスもチェックしましょう。
認定こども園への転職まとめ
認定こども園は、幼稚園と保育園を兼ね備えた新しい施設として注目されています。
今後も全国的に増えると見込まれており、転職先の候補となるでしょう。
ぜひ、転職サイト・エージェントを上手く活用して理想的な職場を見つけて転職成功へ繋げましょう。

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

最新記事 by 株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】 (全て見る)
- 月末に退職するデメリットとは - 2023年2月4日
- ハイクラス転職とは - 2023年2月4日
- 転職の際には、何を重視するべきか - 2023年2月4日