企業に転職したい薬剤師が知るべき求人の特徴5選|7つのメリットが人気の理由

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「企業薬剤師になって、研究・開発などの仕事がしたい。」

「薬剤師だけど、福利厚生が良くて長時間労働・残業が少ない企業に転職したい。」

企業薬剤師は、治験や臨床開発、MR(医薬情報担当者)、学術・DI(医薬品情報管理)業務などの調剤以外の仕事ができる魅力的な職種です。福利厚生が整っていて年収も高いので、男女問わず多くの薬剤師が一度はなりたいと思うことでしょう。

しかし、どうすれば倍率の高い企業薬剤師になれるのかが分からない方も多いはず。そこでこの記事では、企業薬剤師に転職したい人のために「求人の特徴・仕事内容・転職を成功させる方法」などについてまとめていきます。

目次

企業薬剤師の求人の特徴5選

企業薬剤師に転職する上で、求人の特徴を押さえることは非常に重要です。ここからは、企業薬剤師の求人にはどのような特徴があるのかを解説していきます。

①企業勤務の薬剤師求人は数が少ない

調剤薬局やドラッグストアと違い、企業が募集している求人には母数が少ないという特徴があります。大手の薬剤師向け転職サイトを調べたところ、企業薬剤師を募集する求人は100件〜300件程度しかありませんでした。

②募集ポジションの多くが「企業内管理薬剤師」

企業薬剤師を募集する求人の多くが「管理薬剤師」を募集しています。管理薬剤師は一般の薬剤師よりも高い能力を求められるので、年収が高いという傾向があります。

③土日祝日休み・残業なしなどの高条件のものが多い

薬剤師を募集する企業の多くが、国内を代表する一流企業です。業種は製薬・化粧品などバラバラですが、土日祝日が休みで残業が少ないなどの共通点があります。

④育休・手当などの福利厚生が充実している職場が多い

企業薬剤師の多くが大手企業での勤務となります。そのため、勤務先は育休や各種手当などの福利厚生が充実しています。企業薬剤師は女性でも働きやすく、時間の都合がつきやすい魅力的な仕事なのです。

⑤企業の業種は製薬・化粧品など多岐に渡る

薬剤師を募集する企業の業種として最も多いのが「製薬」です。しかし、化粧品会社のように薬剤師が活躍できる企業はたくさんあるので、興味のある企業に応募するといいでしょう。

企業薬剤師の仕事内容は?

企業薬剤師の仕事は多岐に渡りますが、実際にどのような業務をするのでしょうか。ここからは、企業薬剤師の仕事内容についてまとめていきます。

「企業薬剤師」と「それ以外の薬剤師」の仕事内容比較

勤務先 仕事内容
①病院
  • 調剤業務
  • 服薬指導
  • 臨床業務
  • 薬物治療
②ドラッグストア
  • OTC医薬品の販売
  • レジ打ち
  • 品出し
③調剤薬局
  • 調剤業務
  • 服薬指導
  • 薬歴管理
④診療所
  • 調剤業務
  • 服薬指導
  • 薬歴管理
⑤在宅
  • 訪問医療サービス
  • 服薬指導
  • 薬歴管理
⑥企業
  • 研究職
  • 開発・治験
  • 生産・品質管理
  • 流通管理
  • MR・学術
  • 市販後調査・安全性管理

企業薬剤師の業務一覧

企業薬剤師の業務
①研究職
②開発・治験
③生産・品質管理
④流通管理
⑤MR・学術
⑥市販後調査・安全性管理

企業薬剤師の業務①研究職

創薬の分野では、理学・工学・医学部出身者らと研究に携わります。文献を読み、効率的な計画を立て、実験を繰り返します。

出典:マイナビ薬剤師

企業薬剤師の業務②開発・治験

開発・治験の分野では薬剤師免許を持った人が中心になって計画を立て、病院や関連会社とスケジュールを組み、病院における治験業務をサポートします。

出典:マイナビ薬剤師

企業薬剤師の業務③生産・品質管理

医薬品の生産工程では、薬剤師は主に施設の管理業務にあたり、機械や人の管理に目を見張ってエラーがないようにします。

出典:マイナビ薬剤師

企業薬剤師の業務④流通管理

医薬品卸会社は、それぞれの支店で必ず管理薬剤師を置く必要があります。主に、企業内での薬事法順守の徹底、向精神薬や毒物、劇物などの保管・流通管理、薬事法改定時の内規および外部対応、企業内や医療従事者向けの医薬品情報のリーフレット作成などを行います。

出典:マイナビ薬剤師

企業薬剤師の業務⑤MR・学術

MR・学術では、文系出身者や理学出身者と一緒に医薬品の適正使用をサポートします。医師や薬剤師に新薬をはじめ自社で扱う医薬品、そして場合によっては他社の取り扱う医薬品の概要も伝えます。また、患者さん用の電話問い合わせなどにも応じます。

出典:マイナビ薬剤師

企業薬剤師の業務⑥市販後調査・安全性管理

市販後調査・安全性管理は、薬剤師業務に限らず、市販後調査や再審査の計画を立て書類作成などを行います。MRから現場の状況を吸い上げたり、国内・海外の症例を確認したりし、情報を分析して共有できるようにします。

出典:マイナビ薬剤師

企業薬剤師の年収は?

企業薬剤師は年収が700万円〜1000万円以上になることもあり、給料面では非常に恵まれています。ただし、給与額は企業の規模によっても左右されるので注意しましょう。

企業薬剤師の年収一覧

年収
平均 450〜700万円
中小規模の企業・大手の下請け企業 400〜700万円
大企業 450〜1500万円

企業薬剤師の勤務時間は?

企業に雇用されている薬剤師は、同じ会社で働く社員と同じルールの中で働くこととなります。そのため、平日は8時間労働が多く、土日祝日は休日の薬剤師がほとんどです。

また、有給休暇や育休なども取りやすいため、年間を通しての休日はかなり多くなります。

企業薬剤師の労働時間・休日

  • 勤務時間:9:00~18:00(実質労働時間:8時間、休憩1時間)
  • 土日祝日:休み

企業薬剤師が人気の理由は?7つのメリットまとめ

企業薬剤師が人気の職種なのは、他の職場にはない7つのメリットがあるからです。ここからは、薬剤師が企業で働くことのメリットを解説していきます。

薬剤師が企業で勤務するメリット一覧

薬剤師が企業で勤務するメリット
①給料が他の職場よりも高い
②福利厚生が手厚い
③昇給により定期的に年収アップが期待できる
④「平日は残業なし・土日祝日は休み」の生活をすることができる
⑤薬剤の研究・開発などの仕事をすることができる
⑥優秀な人が多い職場で働くことができる
⑦キャリアに箔がつき今後の転職で有利になる

①給料が他の職場よりも高い

企業薬剤師の最大の魅力は、平均年収が圧倒的に高いことです。特に、大企業勤務の薬剤師の場合、年収が700万円〜1000万円以上になることも珍しくありません。

「企業薬剤師」と「それ以外の薬剤師」の年収比較

勤務先 給料の目安
①病院 約400〜600万円
②ドラッグストア 約450〜700万円
③調剤薬局 約450〜600万円
④診療所 約400万円前後
⑤在宅 約450〜600万円
⑥企業
  • 平均:450〜700万円
  • 中小規模の企業・大手の下請け企業:400〜700万円
  • 大企業:450〜1500万円

②福利厚生が手厚い

企業に雇われている薬剤師は、育休・有給などの福利厚生を存分に活用することができます。また、家族手当や住宅手当などの各種手当が充実しているという魅力もあります。

③昇給により定期的に年収アップが期待できる

企業は能力や勤続年数に応じて、職位や年収が上がるようになっています。そのため、企業薬剤師は長く勤めて実績を出せば出すほど、昇給による年収アップが期待できます。

④「平日は残業なし・土日祝日は休み」の生活をすることができる

企業薬剤師の多くが17時〜18時に退社しています。調剤薬局やドラッグストアと違って、過度な長時間労働や残業がないことも企業薬剤師の魅力の1つです。

⑤薬剤の研究・開発などの仕事をすることができる

企業薬剤師は調剤やOTC販売以外の業務も行うことができます。特に、薬剤の研究・開発などは製薬会社に勤務していないとできない仕事の1つです。

⑥優秀な人が多い職場で働くことができる

一般的に、大企業ほど人気が高く倍率が高いです。そのため、厳しい選考をくぐり抜けてきた社員は優秀な人が多くなります。

⑦キャリアに箔がつき今後の転職で有利になる

小規模な調剤薬局やドラッグストアから企業に転職するのは簡単ではありません。しかし、逆に企業から他の職場に転職するのは簡単です。企業勤務の経験がある薬剤師はキャリアに箔がついているので、転職活動も有利になる傾向があります。

企業薬剤師に向いている人とは?

  • 調剤以外のスキルを身につけたい薬剤師
  • 現職よりも年収を上げたい薬剤師
  • 長時間労働や残業をしたくない薬剤師
  • 福利厚生が充実した職場環境で働きたい薬剤師
  • 一流企業に勤めてキャリアに箔をつけたい薬剤師
  • 今後の転職を見据えて市場価値を上げたい薬剤師
  • 育児や家事とうまく両立できる環境で働きたい薬剤師

未経験から企業薬剤師に転職することが難しい2つの理由

「未経験から企業薬剤師になることはできますか?」

結論から言うと、調剤薬局・ドラッグストア勤務で勤務していた薬剤師が企業に転職するのは簡単ではありません。ここからは、「未経験から企業薬剤師に転職することが難しい2つの理由」を説明していきます。

①企業薬剤師の求人はとにかく数が少ないから

薬剤師求人を数万件保有している大手求人サイトであっても、企業薬剤師を募集する求人はほんの一握りです。そのため、経験の有無を問わず、企業薬剤師への転職は簡単ではありません。

②企業薬剤師の求人は倍率がとても高いから

企業薬剤師は「年収が高い・働きやすい・キャリアに箔がつく・仕事のやりがいがある」などのメリットがたくさんあります。そのため、他の薬剤師求人よりも倍率が高く、未経験で転職する際には厳しい選考を通過する必要があります。

企業薬剤師への転職を成功させる3つの方法

「どうしても企業薬剤師に転職したい。」

ここからは、このような薬剤師のために「企業薬剤師への転職を成功させる3つの方法」をまとめていきます。

①あらかじめ必要な資格を取得しておく

企業薬剤師になると、現場ではTOEIC700点以上の英語力が求められます。また、治験業務などに関わる際には治験コーディネーターレベルの能力も必要になります。

そのため、企業薬剤師になりたい方は「TOEIC」や「治験コーディネーター」などの資格を取得しておくのがおすすめです。

②転職難易度の低い職種に応募する

一言で企業薬剤師といっても、どのような業務に関わるのかは千差万別です。実は企業薬剤師は「開発・研究」などの人気職を避けて応募すれば、転職難易度が大幅に下がると言う特徴があります。

【職種別】企業薬剤師の転職難易度

職種 転職難易度 給料の目安
開発・研究 400〜1000万円以上
品質管理 普通 400〜700万円
薬事 普通 400〜700万円
企業内診療所 少し高い 400〜550万円
治験 少し高い 400〜800万円
学術 普通 400〜700万円
MR 少し高い 400〜1000万円以上

③薬剤師の転職支援に特化した転職エージェントを利用する

企業薬剤師への転職を成功させる上で、転職エージェントの利用は必須です。なぜなら、薬剤師特化の転職エージェントは、厳しい選考を通過するためのノウハウや必要な情報を教えてもらえるからです。

薬剤師におすすめの転職サイト・エージェント3選

①マイナビ薬剤師


マイナビ薬剤師の特徴

  1. 求人の質が高くヒアリングがしっかりとしている
  2. 転職先の掲載数が多く、希望に合う転職先が見つかる
  3. 登録してからすぐ連絡がくる!とにかく対応が早い!
  4. 地方の求人が多い
  5. 相性のいいコンサルタントが見つかる

マイナビ薬剤師は、薬剤師のような国家資格保有者向けの転職エージェントであるため、薬剤師の国家資格者の保有者の人に向いています。
また、これから国家資格の薬剤師を取得しようと考えている学生などにもおススメであるといえます。

理由としては、マイナビ薬剤師そのものが国家資格の薬剤師の取得者向けの求人紹介サービスであると同時に、これから薬剤師資格を取得して学生の段階から求人を見ておきたいという人に向けたサービスでもあるためです。

そのため、薬剤師の資格取得をした段階で、国家資格取得者向けの求人を率先して紹介してくれるサービスである
マイナビ薬剤師を使ったほうが内定確率は高いといえます。

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2023年10月8日

②薬キャリAGENT


薬キャリAGENTの特徴

  • 薬剤師の求人を常時60,000件以上の保有しています
  • 全国にある病院・ドラッグストア・調剤薬局など職場を幅広くカバーしている
  • 転職コンサルタントは業界に詳しく経験が豊富
  • 高年収案件や非公開案件を多数保有
  • オーダーメイド求人を紹介してもらえる

「薬キャリAGENT」は、約30社の転職支援サービスが持っている薬剤師案件を保有している点が特徴です。

そのため、他の薬剤師転職サイトよりも求人数が圧倒的に多く、60,000件以上の中から選ぶことができます。

薬剤師転職の定番の職場である病院、ドラッグストア、調剤薬局の他にも一般企業や在宅医療など幅広い職場をカバーしています。

今よりも好条件の職場を探したい方、高年収の案件を探し高い方は、「薬キャリAGENT」に登録マストです!

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2023年8月19日

③ファルマスタッフ

ファルマスタッフの特徴

  • 薬剤師専門だから希望に合った仕事が見つかりやすい
  • 調剤薬局の求人数が業界トップクラス
  • 医療業界に詳しい専任キャリアコンサルタントによるフルサポートあり
  • 働き方は常勤薬剤師の他にも派遣、契約社員、パートも選べる

「ファルマスタッフ」の運営元である、日本調剤のグループ企業は調剤薬局チェーンです。

そのため、全国にある調剤薬局とコネクションがあり、調剤薬局の薬剤師求人を豊富に取り揃えています

調剤薬局の公開求人数だけでも約1万件に上り、さらに独自に保有している非公開案件もあります。

調剤薬局の薬剤師転職をするならば、業界トップクラスの求人数を保有している「ファルマスタッフ」に登録しましょう。

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2023年6月17日

企業に転職する薬剤師が知るべきポイントまとめ

以上ここまでで、「企業に転職する薬剤師が知るべきポイント」をまとめていきました。企業薬剤師は人気が高いため、転職でジョブチェンジするのは難しいのが現状です。

しかし、薬剤師向けの転職エージェントを活用するなどの対策をすることで内定率を上げることは十分可能です。転職でキャリアアップを考えている薬剤師の方は、ぜひご活用ください。

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株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

青山学院大学経済学部卒業後、株式会社キャリアデザインセンターに入社。IT業界、コンサルティングファーム、重機メーカー、飲食業界など、大手上場企業から中小ベンチャーまで200社以上の中途採用に携わる。その後、大手ITサービス企業の人事として年間数百名規模の人材採用に従事。2015年株式会社STORIO設立。キャリアコンサルタントとして転職支援を行うとともに、人事領域のプロフェッショナルとして人材採用支援、組織開発などのコンサルティングも行う。
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