転職活動を行うにあたって、適切な内容の履歴書をつくることはとても重要です。
企業の採用担当者は、これまで数多くの求職者を見ていますから、内容である程度人物像は伝わってしまいます。
ここからは、転職時の履歴書作成でやってはいけないことを3つほど解説したいと思います。
年号が揃っていない
履歴書には、生年月日や学歴、職歴など、さまざまな欄に年号を記入しますが、このとき和暦と西暦がバラバラに記載されていると、採用担当者に「いい加減」「だらしない」というイメージを与えてしまいます。
そのため、どちらでも構わないので、必ず年号は統一しなければいけません。
ただし、応募先の企業から年号の指定がある場合、その形式にしたがって記入しなければ、書類選考で落ちてしまう可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
また、職務経歴書に関しても、年号はすべて揃えておくことをおすすめします。
志望動機と自己PRの内容が矛盾している
履歴書には、志望動機や自己PRといった、企業にアピールすることを記入する欄がありますが、これらの内容が矛盾している場合、「一貫性がない」というイメージを持たれてしまうおそれがあります。
例えば、志望動機の欄には「互いに協力し合える環境で働きたい」と記入しているにもかかわらず、自己PRの欄に「一人でコツコツと作業をするのが得意」と記入している場合、内容は矛盾していることになります。
また、このような矛盾が生じることにより、実際はそうでなかったとしても、採用担当者に履歴書の使い回しを疑われることも考えられるため、必ずこれらの内容は一貫性のあるものにしましょう。
誤字脱字が多い
履歴書の内容がきちんとしていても、誤字脱字が多いと悪い印象を与えてしまうため、注意してください。
ここでいう悪い印象とは、「言葉を知らない」「漢字を書けない」といったものだけでなく、「注意力がない」「最終確認をしない」というイメージも含まれています。
また、医療関係の仕事やバス、電車の運転士など、人の命を預かる職業への転職の場合、“最終確認をしない=重大な事故につながる”という、転職するにあたっての致命的な印象を与えかねません。
まとめ
ここまで、転職時の履歴書作成でやってはいけないことを3つほど解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
履歴書を作成した後は、実際応募先企業に持参する前に、自身が採用担当者になった気持ちで読み返してみましょう。
そのとき、書き方が雑であったり、手抜き感が感じられたりする場合、採用担当者の目には留まらない可能性が高いです。

株式会社STORIO 代表取締役 中村彩織【現役転職サイト・転職エージェント】

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